2009年1月16日金曜日

今年の夏、飛べない鳥。

「鳥人間コンテスト」2009年開催休止と2010年開催のお知らせ
http://www.ytv.co.jp/birdman/info2009.html


関西方面で微妙に夏の風物詩になっている、鳥人間コンテスト。
今年は番組制作費がつかなかったらしい。
意外とお金がかかってるのかな。

というわけで、今年は鳥人間が飛び立てない。


が、そもそも。


鳥人間のほとんどは、飛べない鳥だ。
飛び立てずに滑走路から急角度で水面に突っ込んで湖のもくずと化す。

初めて見たとき、あれだけ多くの人力飛行機が粗大ゴミになっていく様子は衝撃だった。
ほとんど、ではない。
例外なくすべての機体がゴミになる。
どれだけ遠く長く飛んでも、
最後は着水する。

なにかトラブルがあって飛べなくなる機体もある。
すると、
「無念のリタイアです!」みたいな実況があった次の画面では、そのチームの人たちは自分たちが作った飛行機を湖へと押しやっている。

ゆっくりと墜ちていく。
水面とぶつかる機体。
飛び散る波しぶき。
風に舞う涙。

まるで葬式のようだった。
物理的に飛べないならせめて、
死んで天国に飛んで行け、みたいな。


でも、そんなメロドラマには感情移入せず冷めた目で見ると、これほどの環境破壊はない。
持って帰ればいいのに、なぜ。


飛行機が次々に湖に身を投げる様はまるで、
地球環境に対する特攻のように見えた。


あのゴミはどこに行くんだろう。
と不思議に思っていたけど、
たぶんそういうのの処理にお金がかかるのかな。


来年は生で見にいきたいな、と思った。

1 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

鳥人間コンテストの鳥って、最後には湖に追いやられてるんですか…知らなかった…。

コンテストのために頑張るのは素晴らしいですが、確かに、その後頑張って作った物のことも考えてほしいですよね…きっと考えているのでしょうが…。

そういえばロボコン(NHKで12月頃に放送しているやつ)のロボットたちは、最後にはどうなっているのでしょうか? ちょっと気になる。