2009年4月8日水曜日

悪の組織マネジメント

ヒラ団員はみんな覆面で同じようなカッコをしている悪の組織があって
主人公の一味がそこに、同じようなカッコに変装して潜入する。
外見上は同じだけど、やっぱりわかってしまうんじゃないかなー、
でも意外とばれないのかなー。

ハラハラドキドキ。

みたいな感じで物語は進んでいるときに、俺はふと思った。
こういう組織のマネジメントは一体どうなっているのだろうか。


悪の組織のミッションは「お金を稼ぎましょう」なんてことはなく、「世界征服」だとか「世界破滅」とかいう感じの四字熟語になることが多い。
後者の場合は、自己利益のためでなく、私財を投じ、よかれと思って世界を破滅させようとしている、ボランタリーな活動の場合も少なくない。
そういう意味で、悪の組織はもはやNPOだ。


非営利組織の組織マネジメントでは、

信頼

共感

みたいな単語がよく出てくる気がする。(あんまり詳しくないけど)


しかし、では上述の組織はどうか。
覆面をかぶり、誰が誰かわからない。
こんな状態では、信頼とか共感どころか、
友達すらできない。

そんな寂しい集団に、組織力もへったくれもない。
そういうリスクを背負ってまで、彼らはなぜ覆面を制服として採用するのか。
その妥当性が俺には理解しかねる。

マネジメントなき組織に未来はない。
いまや悪の組織でさえ、
いや、世界がどうとか崇高な目的を掲げる悪の組織だからこそ、
組織マネジメントが必要だ。


とかいう感じのシュールな話が書いてある本ないかなーとおもったら、
意外とそれっぽいのがあった。


空想プロジェクトマネジメント読本(http://www.amazon.co.jp/%E7%A9%BA%E6%83%B3%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%AF%E3%83%88%E3%83%9E%E3%83%8D%E3%82%B8%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88%E8%AA


面白そう。今度読んでみよう。

0 件のコメント: