2010年7月3日土曜日

インドのインターネット検閲

インド、「ブラックベリー」「スカイプ」規制か (日経新聞)
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C9381959FE2E0E2E6878DE2E1E2E5E0E2E3E2E2E2E2E2E2E2?n_cid=DSGGL001


前にTwitterで、スカイプはフリーだけどオープンじゃないのが課題だ、とつぶやいたけど、
これはそういう問題とはちょっと別みたい。


インドは、テロ対策という大義名分を掲げて、
ブラックベリー、スカイプ、Gmail
に通信方式を15日以内に暗号解読可能な形式に変えるように要請している。


ちなみに、中国と比べると、

ブラックベリー → 利用可能。個人向けには、今年6月に発売開始。
スカイプ → 使用可能(ただし、検閲されている
Gmail → もうすぐ使えなくなる?

というかたちになっている。
ブラックベリーに関しては情報はないけど、
たぶん個人向けのがこれだけ遅くなったのは検閲機能を組み込んだからなんじゃないかな。

だって、中国にとって「通信の監視ができること」というのはルールだから。
「これは社会のルールなんだ。みんな守ってるからあなたも守ってくださいね」
と、ここまで開き直られてしまうと、
なんかそれはそれで潔い気もしてくる。
内容はともかくとして、姿勢の話。


それに対して、
インドの検閲という話はあんまり聞かない。
IT系の仕事っていうのはインドの生命線のひとつで、
だからあんまり規制を課せない、とか?
理由はよくわからないけど、
とにかくこうやって突然規制が来るのは理不尽な感じがする。
15日以内とか、絶対むりやろw


でも、↓こんな記事を見ると、

The government has been restricting imports from Chinese telecom equipment manufacturers because of Indian intelligence agency fears that "spyware" could be embedded in the equipment.
It has also restricted the use of mobile phones in violence-wracked Indian Kashmir, where pay-as-you-go phones and the use of text messages have been curtailed. The area is a hotbed of anti-India activity.
AFP

中国並みの検閲体勢があるのかな、とかいう印象を受ける。
WikipediaのInternet Censorship in Indiaという項目を見るとそうでもないみたいだけど。
厳しい検閲体勢をつくりたいけど、まだそこまででもない。的な?


インドのことよくわからない。
でもこれはたぶん、
スカイプがオープンでもプロプライエタリでも関係ない問題みたい。
どうなるのかな。
詳しい人教えてください。

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