2010年7月26日月曜日

ラブ・パレード

7月24日にドイツ西部のデュイスブルクで行なわれた、
欧州最大のテクノイベント「Love Parade」。
容量オーバーの会場で、観客が押し寄せて19人が死亡した。


このイベントは、
YoutubeとかUstreamでも中継されていて、
俺もUstreamでちらっと見ていた。
けっこういい音を出してた気がする。

そのライブカムの向こうで、
その音楽の後ろで、
人が死んでいたという事実に動揺してしまう。


↓このページに証言がいっぱい書いてあって、
BBC News - Eyewitness accounts: Duisburg stampede

和訳とかあんま正確じゃないけど、
上の記事からの抜粋です。


"The people couldn't get any air. I saw the dead there. One person was completely pale and I wanted to give him some water but a medic said that wouldn't help him - he was already gone."
(みんなぜんぜん息を吸えなかった。死んでいる人を見た。ある人はまったく生気がなくて、私は彼に水をあげようとしたけど、救助隊にムダだと言われた。もう死んでる、って。)


"...we saw that the first people were already lying on the ground.

Others climbed up the walls and tried somehow to get into the grounds from the side, and the people in the crowd that moved up simply ran over those who were lying on the ground."
(一番先頭(の列)の人はもう地面に倒れていた。
他の人たちは、壁を登ってどうにかして横から会場に入ろうとした。そうやって登っていった人は、倒れてる人を踏みつけていったんだ。)


"I was lucky. I found a hole to escape through but two women were killed right next to me."
(私はたまたま助かったの。逃げるためのすきまを見つけて。でも私の隣で2人の女性が死んだわ。)



ほんとひどい。
まるで戦争の話を聞いてるみたい。

人間ってひどいことするな。
なんかすごく暗い気分になる。




でも朝起きて、
↓この映像を見て、一瞬泣きそうになった。



みんな手を取り合っている姿。

これだけの人が死んでしまったけど、
助け合う心が死んでしまったわけじゃない。
それだけが、救いだ。

なんかそれにほっと安心する。
安心していいのかわからないけど。


亡くなった方のご冥福をお祈りします。

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