2012年8月22日水曜日

速水健朗「ラーメンと愛国」

ラーメンと愛国 (講談社現代新書)ラーメンと愛国 (講談社現代新書)
速水 健朗

講談社 2011-10-18
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なんかさいきん読書ブログと化してる。
そんなつもりはないのに。。

ずっと気になってた本。
終わり方はなんだか面白くなったところで終わってしまって、あとがきの「本書には最終章が存在するはずだった」という文面がうらめしい。

いちばん最後のほうがいちばん印象的で、
それに、そもそもラーメンなんて、日本の伝統と関係がない。しかし、それはラーメンを支持する者たち、もしくはラーメン業界の人間たちを批判するやり方としては無効である。
という一節が、なるほどなーと思った。

ラーメンが日本の伝統か、と聞かれれば、それは違う、と答えるけど、
日本といえばラーメン、と言われてまんざらでもない、
みたいな。

どっかで嘘だと気付いていながら、
「それは言わない約束でしょ」という雰囲気に言い出せないし、
言っても無駄だし言わないし、
みたいなことは結構身に覚えがある。

つっこみどころ満載なのに誰も表立ってつっこめないとき、
というのがそれが文化かどうかの判断基準な気さえしてきた。

なんて、これは誰かにつっこんで欲しくて言ってるねんけど。

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