2014年12月31日水曜日

今年の10曲(2014年)

今年、印象に残った曲。思い出した順。必ずしも今年の曲ではないです。

去年までのは今年の10曲のタグから見れます。

1. Hauschka - Elizabeth Bay

ドイツはデュッセルドルフのプリペアドピアノ使い。今年は来日してたので運よく生で観れて、

「すごい!ほんとにピンポン玉跳ねてる!!」

と感動したから(笑)すごく印象に残ってる。




もはや誰も追いつけない域に達してきた気がする。
こちらの変態的なインタビューも鳥肌が立つのでおすすめ。

Hauschka - "Noise Is Music" (The Avant/Garde Diaries session)
https://www.youtube.com/watch?v=aDdImjFjdRw


2. Kero Kero Bonito - Sick Beat

ゆるふわロンドン3人組。日本語のテキトーさ加減がたまらなく好き。Flamingoは前に貼ったので、今回は別の曲を選んでみた。



3. SBTRKT - Higher

お面のDJのひと。毎年ハロウィンにはこの人の仮装をしようと思いつつまだ果たせていない。

今年のアルバムは、前のより実験的な感じ。好きな曲も嫌いな曲もあるけど、とりわけダークなこれは好き。



4. アナログフィッシュ - 抱きしめて


アナログフィッシュは「Hello」の頃から好きだけど最近あんま聴いてなかった。ふとこれを思い出して聴いてみたらよかったのでなんとなく何度も聴いた曲。

ここで、いまこの場所でがんばろう、という決意の鋭さは、いつだって心の琴線というやつをくすぐってくる。




5. Damon Albarn - Lonely Press Play

Damon Albarnが好きっていうのもあるけど、「Everyday Robots」というアルバムのコンセプトが好き。テクノロジーを警戒しつつもこうしてYoutubeでこの曲をlonely press playしてしまう俺って...、とか思わされるあたり特に。



6. POSSESION=80.2 POR CENTO - 春の歌


今年はよく関西に帰っていて、春によくラジオで流れてた曲。大阪のラジオ局・FM802のキャンペーンで限定オンエアされていた曲。

ここに貼った動画はウカスカジーverだけど、オリジナルにしかない2番の歌詞の韻の踏み方がなんとなく好き。
それは更なる一歩踏み出すアニバーサリー
だけど誰にも祝福されなくていい



7. New Order - Blue Monday

 もともとJoy Divisionは好きだけど、New Orderはあんまり聴いたことなかった。Shellshock騒ぎの時に、New Orderに同名の曲があると知って聴き始めたのがきっかけでいろいろ聴いててこの名曲がなんとなくツボだった。

ちなみに帰り道にある担々麺屋さんは、月曜に行くとこの曲がかかっている。

なんという月曜日っぷり! なんというセンス!

とかテンション上がってたけど、月曜以外にいったときにあんまり気にして聴いてないから実は他の曜日でも流れてるという可能性もある。


8. Aphex Twin - Syro


もはや伝説として消えたかと思われていたAphex Twin。その13年ぶりのアルバム。

高校の時にDrukqsをよく聴いてた。Drukqsにはこれでもかというくらいきれいな音とこれでもかというくらいエグい音とが混在していて、この人の頭の中どうなってるんだろう?とか思いながら音に引き込まれていった。

Syroではその両方がうまく調和していて、ほっとする音。

つまらないという人もいるでしょう。でも俺は、この音の先にいる人間を想像して、ほっとしてしまう。よかった、なんて思ってしまう。



9. ハルカトミユキ - 感情七号線


フラワーカンパニーズのトリビュート盤に収録されている曲。

フラカンというと不勉強ながら「深夜高速」しか知らなくて、でもトリビュート盤で「深夜高速」は俺が知らない10代のアーティストが歌っていて、そういえばあの曲は「10代はすぐに終わる 生きていればすぐ終わる」とか歌ってるから10代のひとが歌う曲なのか、と思って、20代だってすぐ終わりそう。

生きていれば。

そんなわけでこっちの曲の方が年相応だなあと思って聴いてた。ハルカトミユキのアレンジ好き。



10. Suheir Hammad - What I Will


これを「曲」としてカウントしていいのかわからないけど、パレスチナ系アメリカ人の詩人の詩。

前回も書いたけど、この部分が特にぐっとくる。2015年も引き続き肝に銘じようと思ってるところ。

I will not hate for you
or even hate you.
I will not kill for you.
Especially I will not die for you.

感想


今年は、日本語でも英語でも、ことばをわりと聞き取れる曲をよく聴いてた気がする。よい傾向ですね。ことばは大事。

でもことばにならない音も大事にしたい。分かりやすさに甘えず、2015年も色んな音楽を聴くようにしなくては。

よいお年を。

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